100辞書・辞典一括検索

JLogos

8

須磨浦公園
【すまうらこうえん】


神戸市須磨区南西端にある総合公園。東は一ノ谷,西は境川まで,背後の鉄拐山・鉢伏山を含む。西須磨・一ノ谷1~5丁目にまたがる。面積103.78ha。山上遊園と大阪湾に臨む急斜面や海浜の松原からなり,明石海峡を眼下にする景勝地。一ノ谷合戦の西の木戸口にあたり,源平戦の浜碑,敦盛塚,近世の文人の句碑などあり,やや離れて安徳天皇内裏跡,明治になって異人山となった丘陵など歴史にも彩られている。公園の歴史は東宮殿下御成婚記念事業として,鉄拐・鉢伏両山にわたる御料林80haの有償払下げを受け,昭和3年奉仕作業によって山岳公園を完成したことに始まる。昭和9年国道沿いの海浜松原8haも払下げを受け,翌年須磨浦公園として開園。松林の植樹,公園施設,山腹の植樹,登山道整備,山上に遊園地を整備。須磨アルプス縦走の起点ともなっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7159845