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垂水漁港
【たるみぎょこう】


神戸市垂水区,福田川・天神川両河口間の海岸を埋め立てて築港した専用漁港。漁船の安全確保のため,漁協が中心となって建設計画を推進,昭和38年着工。泊地3万3,000m(^2)の水面に260隻の漁船が収容できる。岸壁・船揚場・突堤はもとより,加工場・管理棟を完備。昭和60年現在水産施設用地・荷捌場用地拡充のため第7次工事施工中。明石海峡に臨み水質が良く,阪神の中央市場へ30分で出荷できる地理的長所から,兵庫県養殖漁業組合をはじめ四国・九州から活魚運搬船が入港し,タイ・ハマチなどを生簀に養い,活魚として出荷している。出荷量は年々増加。瀬戸内海沿岸の漁業生産地と都市消費地を結ぶ中継漁港となり,漁業流通センターの性格を強めている。大阪湾・播磨灘を通じて最大の専用漁港に成長。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7160637