中国自動車道
【ちゅうごくじどうしゃどう】

大阪府吹田市清水と山口県下関市大字椋野を結ぶ自動車道。延長543km。中国地方の中央部を横断して建設された。基本計画は昭和40年11月1日(千代田~鹿野間は昭和42年11月22日)に立てられ,同58年3月24日に全線開通し,中国地方の大動脈となった。兵庫県下では,中国池田(大阪府)~上月間約118kmは池田~宝塚間が昭和45年7月23日,宝塚~福崎間が同49年6月4日,福崎~美作間が同50年10月16日にそれぞれ完成した。自動車道は,吹田~宝塚間が時速100km,宝塚~落合間が時速80kmで,池田~西宮北間が6車線,ほかは4車線となっている。兵庫県下のインターチェンジと連絡道は,宝塚(国道176号),西宮北(県道大沢山口線),吉川(県道西脇三田線),滝野社(国道175号),福崎(県道姫路神崎線),山崎(国道29号),佐用(国道373号)である。吉川ジャンクションから日本海岸の舞鶴まで近畿自動車道舞鶴線が建設中。サービスエリアは赤松・社・加西・安富・揖保川(いぼがわ)・上月にある。インターチェンジ付近には,滝野社のように工業団地や大学ができたり,西宮北には大規模な住宅団地ができるなど地域変化が激しい。大阪と高速道沿線を結ぶ定期バスが頻繁に走り,通勤・通学・買い物客に利用されている。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7160700 |





