常松
【つねまつ】

旧国名:摂津
古くは恒松とも書いた。武庫(むこ)平野中央部,武庫川左岸に位置する。地名は武庫川沿いに松が群生しており,恒なる松の意にちなむと思われる。この松林内には,春日社の末社が現在も祀られている。甲武橋上流300mほどの所に行者堂と常夜灯がある。明治43年の甲武橋架設までは通称武庫の渡しと称される渡し場で,世話人の風貌にちなみ髭の渡しとも称されていた。
【恒松村(中世)】 室町期に見える村名。
【常松村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【常松(近代)】 明治22年~現在の大字名。
【常松(近代)】 昭和59年~現在の尼崎市の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7160845 |





