手柄山中央公園
【てがらやまちゅうおうこうえん】

姫路市西延末・延末・手柄・飯田・中地の各町にまたがる都市公園。ＪＲ姫路駅南西約１kmに位置し，手柄山の小丘を中心とする。園域は約14万坪，その中心の手柄山は南北２峰ある。北峰には，全国戦災都市空爆死没者慰霊塔がたつ。慰霊塔は，戦災に遭った全国113の都市により建てられ，高さ27m，下部の石室は犠牲者の名簿を納める。南峰には昭和55年市営の温室植物園が建設された。南北の峰を結ぶ橋が架かる。北峰の東山腹には，全国的にも珍しい山上の水族館が，昭和41年開館，ウミガメの飼育研究で有名。山腹および山麓には，文化センター・中央体育館・市立科学館・市立図書館・厚生会館・婦人会館・勤労青少年ホーム・青年の家・埋蔵文化財資料室・野球場・陸上競技場・老人福祉センター養寿園・市民プールなどがある。また医師会館・技術センター・テニスコートなどもある。山頂へ自動車道が通じ，山頂からは姫路城や姫路市街地および南部の工業地が望まれ，回転展望台もある。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7160885