100辞書・辞典一括検索

JLogos

9

新野
【にいの】


旧国名:播磨

市川上流域右岸の播但中央山地南麓に位置する。地名の由来は,「神崎郡誌」に「元慶年中宗康親王に荒廃田三十三町歩を賜ったのは後世の新野村」とあり,一説には「大化年中山背王を葬った,此の所御所と云」とあり(大中家文書),いずれも親王に起因し,親王村が変化したと伝える。他方,付近に産出する丹(に)(赤土の意)に関係する説(播磨古文化財の実証的研究)がある。御所山親王塚には暦応元年銘の宝篋印塔があり,長楽寺には平安中期の十一面観音菩薩立像がある。
ニイノ(中世)】 室町期に見える地名。
新野村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
新野(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7161699