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北条①
【ほうじょう】


旧国名:播磨

万願寺川支流下里川流域。地名は条里制の北条に由来すると思われる。古来播磨三宮酒見社(現住吉神社),真言宗の名刹酒見寺の門前町,および交通の要衝としての宿場町,商業町として繁栄した。古歌に「田舎なれども北条は都,月に六斎市がたつ」と謡われた。4月3日に行われる住吉神社の例祭は,播磨三大祭りの1つに数えられ,竜王舞・鶏合せなどが行われる。俗謡に「親が見たけら北条の西の五百羅漢の野にござれ」と謡われる羅漢石仏が,羅漢寺境内にある。
北条(中世)】 室町期から見える地名。
北条町(近代)】 明治11~22年の町名。
北条町(近代)】 明治22年~昭和42年の加西郡の自治体名。
北条(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7163527