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溝口
【みぞぐち】


旧国名:播磨

市川中流右岸の河岸段丘の上下にまたがり,高い所を上台,低い所を下台と呼んでいる。市川が下台の地を流れていたことがある。下台の平野には10間×60間の条里制の跡を留める。地名の由来は,市川の水を堰き止め,その水を南方下台の平野へ導く溝渠の喉口にあたることによる。大妻堰(おおつまゆ)は大詰りに設けられた堰の意。その取水地を堀抜きというのは明治初年に岩盤を爆破して作った疎水があることにちなむ。字聖徳山(俗に太子畑とも)の台地は東と南を見通せる絶好の土地で,白鳳期に薬師寺式伽藍が建てられた。土師部が建立したと考えられ,巨大な心礎を中心にした溝口廃寺跡は県史跡。白鳳期の堂塔は天慶3年純友の乱で焼失した。
溝口(中世)】 南北朝期に見える地名。
溝口村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
溝口(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7163977