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室尾
【むろお】


旧国名:但馬

出石(いずし)山地南西部,室尾山中腹に位置する。平安期の保元3年12月3日付官宣旨(石清水文書/平遺2959)に石清水八幡宮寺の所領として「但馬国 室尾別宮」と見える。同別宮は養父(やぶ)・朝来両郡の境界にそびえる室尾山の中腹にあって,天平21年室尾山法宝寺が行基によって創建され,ついで八幡宮を勧請,法宝寺・正眼寺・七宝寺が三職として祭祀を司り,盛時には15坊を擁したという。末社も高良社・武内社・稲荷社など数多く,鳥居は岡田・玉置(たまき)・高生田(たこうだ)の3か所にあったという。また,鎌倉期,弘安8年の但馬国大田文には「室尾別宮 弐十弐丁壱反〈八幡領 下司室尾弥四郎入道願蓮御家人〉」とあって,社領を中核として荘園が形成された。下司の室尾弥四郎は当地を本貫とする国御家人で,室尾別宮の神官家の一族かといわれる。
室尾村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
室尾(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7164320