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諸寄
【もろよせ】


旧国名:但馬

大栃川流域。地名の由来は,古くは諸磯と書いたが,有間皇子の乱で表米親王が但馬に流罪され,天智天皇元年,夷賊が天朝を襲い西国が震動した。その時五子の赦免があり,勅して大将軍とされた。その勢揃いを当地で行ったことからもろもろのつわもの寄りし所という意で,今の諸寄に改められたという(美方郡誌)。「古今和歌六帖」で「但馬なる雪の白浜もろよせに思ひしものを人のとやみん」と壬生忠岑に詠まれた如く,白砂の映える海岸線の美をもって知られ,「枕草子」に「浜は……もろよせの浜」と掲げられている。歌枕の地であり,「夫木抄」巻24には「心せしもろよせ川の水なくば淵瀬もわかずおもひわたらむ 読人しらず」とある。
諸寄(中世)】 戦国期に見える地名。
諸寄村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
諸寄(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7164431