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池田
【いけだ】


旧国名:大和

佐保川支流地蔵院川と菩提仙川に挟まれた地域。地名は,地内の広大寺池の西部に立地することに由来(町村誌集)。広大寺池は,周囲約3kmの広大な池で,「記」「紀」に記載の和珥池と伝えられ,「大和志」には推古天皇21年に作るとあるが,垂仁朝に築いたとか,弘法大師が稗田の農民を救うために築造したとの伝説もあり,そのため弘大寺池とも呼ばれたが,いずれも真偽は不明。広大寺の名は,聖徳太子がこの池の南に大伽藍を建立したところから付けられたとされ,池の西南部の寺跡と伝えるところからは,古瓦が出土するという。また,かつて池底から弥生式土器や石鏃などが出土したこともある。また当地には,8月14日に各戸から麦藁を2,3束ずつと青竹を持ち寄り,広大寺池の西堤で大トンドを夕方から行う行事や,大晦日には町内に新純な赤土を道にまいて正月の神を迎えるといった風習が残っているという(奈良町風土記)。
【池田荘(古代~中世)】 平安期から見える荘園名。
池田村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
池田(近代)】 明治22年~昭和30年の大字名。
池田町(近代)】 昭和30年~現在の奈良市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7165346