櫟枝
【いちえだ】
旧国名:大和
高瀬川下流域に位置する。「万葉集」巻16に「鐺子(さしなへ)に湯沸かせ子ども櫟津の檜橋より来む狐に浴むさむ」(3824)と詠まれる「櫟津」,允恭紀7年12月壬戌条に「倭の春日に到りて,櫟井の上に食ふ」とある「櫟井」を当地に比定する説がある(万葉代匠記)。
【櫟田(古代~中世)】 平安期から見える地名。
【櫟枝村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【櫟枝(近代)】 明治22年~昭和30年の大字名。
【櫟枝町(近代)】 昭和30年~現在の大和郡山市の町名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7165431 |