鍵
【かぎ】
旧国名:大和
大和川支流寺川右岸に位置する。中街道(古代の下ツ道)が通っている。毎年6月五穀豊穣と村中息災を祈って蛇巻きの神事が行われる。藁と麦藁とで大きな蛇体を作り,これを少年たちが担いで大字内を巡行。終わったあとは,字ツナカケにある榎に頭を下にして巻きつけておくので,降り竜といわれている(和州祭礼記)。北隣の唐古との間に唐古・鍵遺跡が広がる。
【鎰郷(中世)】 室町期から見える郷名。
【鍵村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【鍵(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7166041 |