笠間
【かさま】
旧国名:大和
淀川水系宇陀川支流笠間川流域に位置する。地名の由来は,南と北の丘陵に挟まれた挟間が転訛したものとされる。あるいは「上の方」を示すカサに,場所を示す接尾語マのついた形か(古代地名語源辞典)。徳治2年の奥書をはじめとする大般若経600巻を所蔵する陽雲寺,後村上天皇の中宮源顕子の笠間山陵がある。
【笠間郷(古代)】 奈良期から見える郷名。
【笠間(中世)】 平安末期から見える地名。
【笠間村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【笠間(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7166078 |