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橿原公苑
【かしはらこうえん】


橿原市畝傍町に位置する県立運動公園。面積は県が管理する橿原公苑用地は約12ha,ほかに隣接する橿原神宮境内と橿原神宮森林遊園が約49ha,宮内庁が管理する畝傍御陵(神武天皇陵)と神域が25haある。昭和15年2月4日開設。第2次大戦前の紀元2600年祭(昭和15年)を契機に,建国の聖地にふさわしい環境を目指して,「奈良県奉祝会」による国家的規模での工事が進められた。奉祝会の呼びかけに応じて,全国から,160余万円に及ぶ寄付金と7,197団体,120万人に達する建国奉仕隊の勤労奉仕により,570日の日数をかけて完成。創建当時は,橿原神宮外苑道場として管理運営され,ほかに橿原運動場(陸上競技場)・相撲場・弓道場・紫光館・野外講堂・八紘寮・建国会館・大和歴史館・橿原文庫・橿原農場などの諸施設があった。昭和24年から県教育委員会に管理運営が移管され,名称も奈良県立橿原公苑と改称。同59年開催の第39回わかくさ国体の会場として,5か年計画で,大規模な諸施設の近代化と新設が実施され,運動公園としての面目を一新した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7166095