西大寺①
【さいだいじ】

旧国名:大和
秋篠川中流右岸,平城宮跡の北西に位置し,このあたりは平城京の右京1条3坊にあたるところで,西大寺の所在地である。地名の由来は,西大寺を中心として栄えた町であるところから生まれたのであろう。現在通称町名の中に西大寺名がある地域は,西大寺の広い境内となっていたところである。西大寺は秋篠川西方にあり,真言律宗の総本山。南都七大寺の1つで,本尊は釈迦如来。草創は,天平宝字8年恵美押勝の反乱後称徳天皇が鎮護国家を祈願し,四天王像造立の発願があったという。翌年完成し,伽藍が開かれた。その後承和13年・貞観2年・延長5年とたびたび火災にあい,創建当時の宝物は大部分焼失したが,鎌倉期に叡尊が新しく真言律宗の寺として再興。
【西大寺郷(中世)】 室町期から見える郷名。
【西大寺村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【西大寺(近代)】 明治22年~昭和30年の大字名。
【西大寺町(近代)】 昭和30年~現在の奈良市の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7167010 |





