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佐保
【さほ】


旧国名:大和

佐裒・匝布・沙本・狭穂・蔵宝・作宝などとも書く。佐保川中流域,若草山(三笠山)の西方,奈良山の南方に位置する。サは美称的接頭辞,ホは「国の秀」「蕃登」「穂積」のホで,景勝の地を意味する(地名伝承論)。佐保姫が春を支配する神であるところから「小青」を本義とする説もある。「万葉集」には「梅柳過ぐらく惜しみ佐保のうちに遊びしことを宮もとどろに」(949),「わが背子が見らむ佐保道の青柳を手折りてだにも見むよしもがも」大伴坂上郎女(1432),「夕霧に千鳥の鳴きし佐保路をば荒らしやしてむ見るよしも無み」円方女王(4477),などと歌われている。
【佐保(古代~中世)】 大和期から見える地名。
佐保村(近代)】 明治22年~大正12年の添上郡の自治体名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7167130