芝運動公園
【しばうんどうこうえん】

桜井市芝町に位置する市営公園。東に三輪山を背景とし，西に耳成山を遠望する風光明媚な所にある。昭和42年４月１日開設。桜井市が管理する13公園の中で最大の面積を有し，約10.3ha。当市では市民の体位向上と健康づくりを目的に運動諸施設がつくられたが，内容は小規模なものにとどまっていた。しかし，昭和59年，第39回わかくさ国体のバレーボール会場，高校軟式野球の会場に指定され，昭和56年から施設の近代化と新設が断行され，面目を一新した。主な施設として，総合体育館・市民体育館・プール２・テニスコート４・相撲場・総合運動場・多目的広場があり，県下でも屈指の規模を誇る。特にバレーボール会場にあてられた総合体育館は，多目的に使用できる設計で，国体後も各種球技・柔道・剣道・ボクシング・レスリング・レクリエーション・会議など利用範囲は非常に広い。すべての運動諸施設から三輪大神社の神体である三輪山と大鳥居が近くに見える。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7167270