浄化センター公園
【じょうかせんたーこうえん】

「ファミリー公園」ともいう。大和郡山市・川西町にある運動公園。面積は約23.2ha。昭和53年開設。県営の下水浄化センターに通じる送水管が，同市額田部南町から磯城(しき)郡川西町にかけて集中しており，その地上を有効に利用し，環境保全を図るために設置された公園。諸施設の中でファミリー・プールと称する代表施設があり，近鉄橿原線にファミリー公園前駅が同54年７月１日開設されたので，ファミリー公園という別称で呼ばれることも多い。当公園は，大和川と佐保川の合流点に位置し，奈良盆地のほぼ中央にあたる。公園地は大和郡山市と川西町にまたがり，地下には奈良盆地の各地から廃水される下水管が集中する。主な諸施設は，ファミリー・プールのほか，スポーツ広場・テニスコート・バレーボールコート・野球場・児童広場・憩いの広場・自由広場・フラワーセンターなどがある。四季を通じて全県民が，楽しく健康づくりができる工夫がなされている。特にファミリー・プールは，人工滝・噴水・造波装置があり，スライダー着水施設もあって利用者が多く，プール開設期間中は，急行が臨時停車することもある。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7167423