100辞書・辞典一括検索

JLogos

8

須恵
【すえ】


旧国名:大和

集会・統・陶とも書く。吉野川右岸に位置する。部民の陶部に関係した古代地名か。須恵の北部,天神山に窯跡があり,飛鳥・奈良期の古瓦・土器類が多数出土している(五條市史上)。須恵器を製作した技術者を陶人,あるいは陶部と称した。なお「三代実録」元慶5年10月22日条には「大和国統神」に従五位下を授けるという記事が見え,現在の五條市須恵2丁目に比定されている(大和志・五條市史下)。
須恵荘(中世)】 平安末期から見える荘園名。
須恵村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
須恵(近代)】 明治22年~昭和33年の大字名。
須恵町(近代)】 昭和33~42年の五條市の町名。
須恵(近代)】 昭和42年~現在の五條市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7167582