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【たちばな】


旧国名:大和

橘樹・立花とも書く。大和川支流飛鳥川上流左岸に位置する。「聖徳太子伝拾遺記」所引の「元興寺縁起」逸文に,「橘寺者此地多橘樹,為林故橘寺,橘京其本名是島宮也」とあり,橘の木がこの地に多く生じ,林のようになったため橘の寺名がつけられたという。聖徳太子が橘寺で勝鬘経を講じ終わった時,空から蓮華が降ってきたという伝説もある(聖徳太子伝拾遺記,南都七大寺巡礼記,建長5年8月3日法隆寺牒案/春日大社文書2)。
橘(古代)】 飛鳥期から見える地名。
橘(中世)】 鎌倉期から見える地名。
橘村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
橘(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7167915