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鮎滝
【あゆたき】


有田(ありだ)郡金屋町松原と大字修理川(すりがわ)の間にある有田川の早瀬で,約500mにわたる急流。付近は長峰山脈の生石ケ峰(おいしがみね)から南に延びた支脈が白馬山脈に迫り,松原から上流約7kmの大字川口までは急流や早瀬が多く,かつては小規模な水力発電所が3か所設けられていた。一名大滝とも呼ばれたこの滝も木材を流す妨げとなり,一部爆破され,名残をとどめていないが,有田川筋で最も渓谷美に富む所で,毎年4月,上流に向かう小アユが急流に挑むため数万匹も姿を見せ,夏のアユ釣りには京阪神方面から訪れる遊漁者も多い。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7170296