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市江港
【いちえこう】


西牟婁(にしむろ)郡日置川(ひきがわ)町の西部にある第1種漁港。海食崖・海岸段丘が発達した中にあり,天然の良港である。その湾奥に長さ2kmの市江川が流れ込む。明和7年の「日本汐路之記」には「朝なぎ(朝らぎ)より半里下,小港なり,入口に小島」とあり,湾奥に市江集落がある。西方の比高80mの段丘上に市江灯台があり,海面上96.2m,光達距離25海里,群閃白光毎22秒8秒閃光の無人回転式,主に港外航行船用の灯台である。港勢調査によれば昭和54年度の当港水揚高は27t,5,100万円である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7170409