唐尾港
【からおこう】

有田(ありだ)郡広川町の南西端，半農半漁の地唐尾にある，第１種漁港（昭和27年指定）。岸壁・波止の延長工事，埋立造成が進み，北防波堤・沖防波堤の建設が予定されている。沿岸漁業構造改善事業の一環として，昭和39年，ノリ養殖場（23万m(^2)）に防波導流柵（575m）を施行，生産の安定をはかるため生産組合自営の加工処理場，ノリ人工採苗場を新築し，成績をあげている。代表的漁業は第２次大戦前は縛り網，現在は漁獲量の70％を占めるパッチ網を中心に一本釣り・ノリ養殖業である。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7171102