湯屋谷
【ゆやだに】
旧国名:紀伊
和泉山脈から流れる雄ノ山川が形成する扇状地形の頂部に位置する。地名について,「続風土記」に「往古温泉ありしといふは湯屋谷といへるによりてのことならん,湯屋谷は風呂屋谷と同くして古風呂のありし地なるへし」と見える。なお「大御記」永保元年9月25日条に「着紀伊国雄山口湯屋」と見えるのは(県史古代1),当地のことと思われる。
【湯屋谷村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【湯屋谷(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7173964 |