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逢坂港
【おうさかこう】


西伯(さいはく)郡中山町塩津にある地方港湾。後醍醐天皇の着船伝承地の1つ。名和長年がここで天皇を迎えて以来,この港は大坂から逢坂に改められたという。近年までは中山町の築造した捨石の小突堤を持つのみであった。この付近の海岸は一面玉石で波浪の激しい外海に面し,内湾を持たないという悪条件で,小漁船はいちいち浜の上に引き揚げている。沿岸漁業の見直しの気運が高まりつつある中で昭和55年県管理の地方港湾として指定を受けた。港湾の整備も始まり,東側に小突堤が築造された。利用漁船は中山漁協所属の3t未満のもの約30隻。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7174492