100辞書・辞典一括検索

JLogos

24

大江
【おおえ】


旧国名:因幡

大江川の上流で本谷川・中谷川・紙屋谷川が出合う地域に位置する。大江谷の最奥にもかかわらず,早くから文化が開けた。約6km近く下流の大字塩上(しおのうえ)にある塩野上神社の祭神が塩土老翁であるし,志保谷・志保タワ・シホミなど「塩の道」に関する地名が現存し,早くから中央文化に浴していたと思われる。地内宮ノ上に赤倉神社がある。地内紙屋谷口には伊田下野守の家臣と思われる風坂左衛門尉頼武の屋敷跡といわれている栃谷の城跡がある。また,紙屋谷川が大江川に合流する付近に筏場(いかだば)という地名があり,昔はここで筏を組んで大江川を下ったといういい伝えがある。
大江郷(古代)】 奈良期~平安期に見える郷名。
大江郷(中世)】 南北朝期から見える郷名。
大江村(近代)】 明治22年~大正7年の自治体名。
大江(近代)】 昭和27年~現在の船岡町の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7174514