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大榎町
【おおえのきちょう】


(近代)明治初年~現在の町名。江戸期は鳥取城下の武家屋敷地で,通称地名として存在し,廃藩置県に伴い町として起立した。鳥取城の南東に位置し,北は江崎町,東は中町,南は御弓町・大工町頭,西は庖丁人町と接する。町名の由来は,庖丁人町から当町に入る所に道の曲がった所があり,その右角の塀内に大榎の木があったことにちなむか。江戸期には古御用場ノ丁(中町)の西裏の小路を呼んだ(鳥府志)。また,権現堂下の町ともいう(因府録)。明治5年通りを境に大榎町東側と大榎町西側に分けられたが,同6年以降は再び統合されて大榎町として存続する。同9年の戸数39・人口149(鳥取市史)。同22年鳥取市に所属。昭和50年の世帯数54・人口175。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7174519