100辞書・辞典一括検索

JLogos

48

大郷村
【おおさとそん】


(近代)明治22年~昭和28年の自治体名。はじめ高草郡,明治29年からは気高(けたか)郡に所属。松原・金沢・六反田・大畑・福井の5か村が合併して成立。旧村名を継承した5大字を編成。村役場は金沢に設置。湖山池南西岸に位置する。湖山川(長柄(ながら)川)などの河川が作った沖積地には水田が広がる。農家が約8割を占め,米麦中心の農業地域であるが,副業としての漁業を農家の3割近くが営み,湖山池より鯉・鮒・白魚・糠鰕・鰻などを年産1,000貫以上漁獲する(鳥取市七十年)。戸数・人口は明治34年239・1,426,大正元年232・1,460,人口は同14年1,236,昭和5年1,338,同10年1,316,世帯数・人口は同15年217・1,268,同22年269・1,586。同28年鳥取市の一部となり,村制時の5大字は同市の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7174543