覚王寺
【かくおうじ】
旧国名:因幡
八東(はつとう)川の支流私都(きさいち)川の中流右岸に位置する。村名の由来は往古覚王寺という大寺があったことにちなむ(因幡志)。覚王寺谷を2kmほどさかのぼった峠近くに銀杏ケ平という平坦地があり,付近に東大門・西大門などの地名が残るが,覚王寺ははじめ同所にあったという。由緒書によれば,奈良期の開基で本堂は15間四方とある。しかし,その後たびたびの事変によって現在地に移転した。
【覚王寺村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【覚王寺(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7174737 |