勝部
【かちべ】
旧国名:因幡
勝部川流域の河谷平野に位置する。「勝」は「スグリ」とも読み,「スグリ」は本来は村主で,渡来人系の氏族に与えられた姓(かばね)であるので,勝部という地名はそれらの人々スグリベ(勝部)の居住した地に由来するものであろう。勝部川下流域に古墳が多くあり,朱塗りの石室内に2隻の舟を描いた線刻壁画をもつ古墳も発見されている。
【勝部郷(古代)】 平安期に見える郷名。
【勝部郷(中世)】 南北朝期から見える郷名。
【勝部村(近代)】 明治22年~昭和28年の自治体名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7174788 |