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鳥取鹿野倉吉線
【とっとりしかのくらよしせん】


鳥取市から倉吉市に至る主要地方道。延長5万201m。鳥取市今町1丁目の交差点を起点とし,国道53号と分かれ千代(せんだい)橋を渡り,徳尾・高住のあたりから湖山池の南岸を進み松原で峠越しに御熊(以上鳥取市)を経て,通称,中坂越えで馬場・上光(以上気高町)と進み鹿野に達する。さらに鷲峰(じゆうぼう)・河内(以上鹿野町)より佐谷越えをして俵原・三徳・三朝(みささ)温泉街を通り抜けて,大瀬(以上三朝町)を経て下余戸・八屋(以上倉吉市)まで。八屋の竹田橋のたもとで国道179号に合する。経過地には吉岡・鹿野・三朝の各温泉,東郷・三朝県立公園の観光地を連ねている。この路線は藩政期の街道筋に当たる部分も多い。また経過地にある三徳山三仏寺は因幡(いなば)・伯耆(ほうき)の人々にともに霊場として信仰され,古来から三徳詣での道としても親しまれている。全線2車線で舗装も完成した昭和53年頃から交通量が増え始め,今まで袋小路のようであった,三朝町・鹿野町奥部の産業・観光面の開発に大きく寄与するものと期待されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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