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日野往来
【ひのおうらい】


伯耆街道から日野川東岸をさかのぼり備後に通じた藩政期からの道。小浪から分岐して宿駅尾高(米子市)・遠藤・上細見(以上岸本町)・溝口(溝口町)・江尾(江府町)・根雨(ねう)の各宿駅を経て日野川の西岸に渡り,野田・津地・安原・下榎を経て宿駅黒坂(以上日野町)に達した。根雨~黒坂間は東岸にも道が通じていた。黒坂から日野川右岸沿いに生山(日南町)に至り霞・法道寺と東岸を進み矢戸へ,再び西岸に渡って宿駅多里(以上日南町)に達する。多里から出雲の横田(4里),備後の三坂(2里),備中の高瀬に通じる道が出ていた(県史)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7176637