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広瀬鉱山
【ひろせこうざん】


日野郡日南町野組にあるクローム鉄鉱山。道後山の北西3.5kmの山麓の標高800mにある。明治40年発見,はじめは地名に由来して野組鉱山と呼ばれていたが,大正6年広瀬量平が採鉱したので広瀬鉱山と呼ばれている。主に耐火レンガに使用され,わが国有数の規模と産出量であるが現在は生産調整をしている。鉱床は蛇紋岩(カンラン岩)中に胚胎し,鉱石の品位は30~35%の高品位である。最盛期の昭和39年には全国生産量の74%にあたる約3万3,000tを出荷していた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7176681