米里村
【よねさとそん】

(近代)大正7年~昭和30年の岩美郡の自治体名。三戸古(みとこ)村と大路村が合併して成立。合併各村の大字を継承して7大字を編成。役場を昭和7年久末に移す。村名の由来は米の産地の意による。溜池灌漑が多かったが,明治40年の水害,大正元年の洪水後,用排水路の改修・耕地整理・大路川の改修などを行った。二十世紀梨の栽培や乳牛飼育,蔬菜栽培なども盛んになる。空山には県営牧場がある。明治23年三戸古小学校と大路小学校が合併して長砂に三徳小学校を設立,同45年に現在地の古郡家(ここおげ)に新校舎を新築,昭和30年に鳥取市と合併した際米里小学校と改称した。同30年の世帯数277・人口1,750,同年鳥取市の一部となり,村制時の7大字は同市の大字に継承。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7177410 |