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安芸街道
【あきかいどう】


浜田市から広島県に至る道。別称芸州街道。石見と安芸を結ぶ主要な道で2筋ある。1筋は浜田・跡市(あといち)・市山・出羽(いずわ)を経て,中三坂峠から大朝・広島に至る。1筋は浜田・辻堂(浜田市)・今福(金城町)・丸原・今市・坂本・越木(旭(あさひ)町)・市木(瑞穂(みずほ)町)を経て,三坂峠から,大朝・広島(広島県)に至る。特に後者は幕府の巡見使の通路,浜田藩の参勤交代路,庶民の伊勢参宮路としても利用され,道幅7尺で一里塚もあった。江戸・浜田間を飛脚は12日ほど要した。明治20年頃の島根県の道路改修事業によって馬車の通行が可能となる。現在は主要地方道浜田~八重~可部線で,将来浜田から中国縦貫自動車道へ連絡する中国横断自動車道広島~浜田線の予定路でもある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7177509