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高田牧
【たかだまき】


隠岐(おき)郡海士(あま)町大字崎(さき)にある牧畑。崎地区は海士町で最も牧畑率の高い地域で,明治以降衰退を続けた牧畑耕作が第2次大戦後も続いた。崎・太井(だい)地区が合して牧畑を構成して,崎牧畑・那久牧畑・高田牧畑・空牧畑で1単位を成した。高田牧畑はその中でも面積が広大で69haを占め,昭和20年代にはそのうち30haが作付けされていた。しかし昭和30年代より耕作機能が衰退して,昭和40年代にはまったく耕作されず,単なる牧場となり,草生地・林野が増大した。現在は草地造成によって子牛生産を目的とする牧場化が進行している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7179823