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津田松原
【つだのまつばら】


松江市西津田町・東津田町にわずかに残る松並木道。慶長年間松江が開府された頃山陰道にも一里塚が設けられた。このとき松江から東方津田方面へと西方乃木方面へは,道の両側に松並木が植えられた。敵進攻の際切り倒すと防衛上の効果もあるわけである。津田松原は近代に入ってもよく原形を保ち,昭和12年史跡の指定を受けたが,今日松はほとんど枯死し,道の両側は建物が並び,わずかに東津田町津田小学校付近に数本を残すだけで,かつての津田松原の面影は失われてしまっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7180113