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浜田八重可部線
【はまだやえかべせん】


浜田市黒川町から広島県広島市可部に至る主要地方道。県内総延長5万1,641m。黒川町で国道186号から分かれ,辻堂・後野(うしろの)・佐野(以上浜田市)を通り,今福から小瀬原まで主要地方道桜江~金城(かなぎ)線を重用し,中倉(以上金城町)・丸原・郷(ごう)・今市・休峠・畑田原(はたたばら)・越木・早水(以上旭(あさひ)町)・観音寺原を通り三坂峠(以上瑞穂(みずほ)町)から広島県山県郡大朝町に入り,千代田町八重を経て可部まで。この道は,江戸期に浜田藩が参勤交代に用い,石見中部から安芸に至る最も重要な街道であった。近代に入り,島根県は山陰道(現国道9号)・備後道(現国道54号)と合わせて「三大道路」とし,明治20年前後に馬車通行可能の道路に改修した。当時は国防上重要視された。その後浜田市と広島市を結ぶ道は,国道186号が重要となり今日に至っている。浜田市~広島市間のバス路線である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7180773