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比婆道後帝釈国定公園
【ひばどうごたいしゃくこくていこうえん】


中国山地中部の国定公園。島根・鳥取・広島の3県にまたがり,総面積は78.08km(^2)。うち島根県内の区域は16.37km(^2)。広島県の比婆山・道後山・帝釈峡を主体とするが,島根県では,鳥取県境の船通(せんつう)山(1,142m),広島県境の三井野原(みいのはら)高原・烏帽子(えぼうし)山(1,225m),吾妻(あづま)山(1,240m)など,奥出雲一帯の山塊を含む。これらは,東に大山(だいせん),西に三瓶(さんべ)山を望むなだらかな丘陵の連続で,北に向けては日本海へ緩やかに傾斜している。山岳地帯の平坦地には,シバの大群落が繁茂し,レンゲツツジなどの亜高山性植物がみられる。山陰・山陽にまたがっているため,両方面から,登山者・キャンパーなどを集めているが,特に三井野原は,冬期スキー場としてにぎわっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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