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松江広瀬線
【まつえひろせせん】


松江市相生(あいおい)町から能義(のぎ)郡広瀬町広瀬に至る主要地方道。延長2万596m。相生町で国道9号から分かれ古志原町・山代町(以上松江市)を通り,東岩坂川沿いに日吉・安田・別所・西奥(以上八雲村)・祖父谷(おじだに)を経て広瀬まで。広瀬で主要地方道三次(みよし)~安来(やすぎ)線と合する。江戸期は松江藩と広瀬藩とを結ぶ主要路であった。古くは,神話の黄泉平坂(よもつひらさか)の来魔返(こまがえり)峠,また馬も引き返したという駒返(こまがえり)峠ともいい,江戸末期には広瀬の秦瀬兵衛が改修し通過したという険しい古道である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7181299