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犬島①
【いぬじま】


旧国名:備前

山ノ神山の東南にあたる瀬戸内海上に位置する。地名の由来は,「備陽国誌」に「犬岩とて大なる石あり,犬がうづくまりたるに似たりこれによって名を得しにや」とある。古代では本島のほか白石島・沖皷島・鳩島・口縄島・六郎島・犬の島・地竹の子島・沖竹の子島の9島からなるが,現在は鳩島・口縄島・六郎島が本島に接続され6島からなる。松ケ鼻から旧石器時代後期のものと思われる細石器が出土。「吉備温故秘録」には周防の元国司戸坂某が海賊に襲撃された話があり,「東備郡村誌」にも藤原純友の乱の戦場としての記録がみられることから,海賊の蟠踞する島であったことが推測される。地竹の子島付近に残る卵塔の墓標は昔から平家落武者の墓と伝えられているが,時代・墓主ともに不詳。島内の真石(花崗岩)は鎌倉八幡宮の大鳥居・大坂城築城などに使用された。
犬島(中世)】 室町期に見える地名。
犬島(近世)】 江戸期~明治15年の村名。
犬島村(近代)】 明治15~22年の村名。
犬島(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7182234