上横野
【かみよこの】

旧国名:美作
津山盆地の北部,第三紀層からなる丘陵とその背後の山地にまたがって位置する。宮川の支流横野川の谷に沿って集落が並ぶ。南部上原の尾根の上には弥生後期の土壙墓40基が集中する上原遺跡がある。北部の奥谷の北端近く,入道山の東方に横野の滝がある。奥谷の東の加茂地方を抜ける利元越の手前に利元城,地区中央部横野川左岸に掛(懸)縄城,同川右岸に横田城などの古城跡があり,ともに貞観2年開基と伝える天台宗の清居山新竜寺・宝寿山多福寺や,釈仙寺・八景寺・長徳寺など古寺跡も残っている。新竜寺はもと清竜寺ともいい,多福寺には応永年間に法灯が輝いたという。
【上横野村(近世)】 江戸期の村名。
【上横野村(近代)】 明治5~22年の村名。
【上横野(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7183168 |





