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興除
【こうじょ】


旧国名:備前

笹ケ瀬川以南,倉敷川以北に位置する。中世末から吉備の穴海の西部一帯が浅海・干潟となる中で,文政年間から明治期末に開発された1,717haの広大な干拓地。地名は,岡山藩儒者小原大之介梅坡が「管子」より引用した「興利除害」に由来し(興除新田紀),一番堤までの古地(興除新田)と,堤外地と呼ばれる明治期の新干拓地とに分けられる。
興除新田(近世)】 江戸期~明治8年の村名。
興除村(近代)】 明治38年~昭和46年の児島郡の自治体名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7183639