小山
【こやま】
旧国名:備前
旭川中流右岸に位置する。地名の由来は,旭川の氾濫原の小山状の土地であることによるか。「備陽国誌」に「小山村に首塚あり,又長門塚という。何の故という事を知らず」とあるが,これは金川城主松田元隆が京都所司代と妙覚寺別当職を兼務しており,享禄4年6月4日の浦上村宗とともに上洛の途上大坂天王寺合戦で討死し,元隆の家老大村盛長も陣没したため故郷の所領に葬ったと推察される。
【小山(中世)】 戦国期に見える地名。
【小山村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7183836 |