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人絹道路
【じんけんどうろ】


岡山市十日市で国道30号より分岐し,洲崎―平福―クラレに至る主要地方道岡山港線の愛称。岡南地区に港湾を建設するとともに,倉敷人絹工場(のち倉敷航空化工・現クラレ)が誘致され,昭和12年より従業員約2,000人で操業が始まった。この時,人絹工場の輸送力増強のため,4車線コンクリート舗装で約4kmの産業道路が建設された。地元では人絹道路と呼ばれていた。当初は走る車も少なく,初夏の道路は藺草の干場として利用されていた。現在では岡南地区への工場の集中,岡山中央卸売市場の設立,住宅の林立によって,朝夕は交通渋滞が激しく,バスレーンも設置されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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