妹
【せ】

旧国名:備中
小田川流域と同川支流背谷川・大武谷川流域に位置する。地内には郷木古墳や白鳳期創建の八高廃寺がある。また,大武池・高山池・甲骨池・坂本池・蓮池・内山池などがあり,溜池灌漑にも依存している。地内西部にある妹山については平安期永承元年の藤原家経に詠まれており(大嘗会和歌集/地名辞書),下って,今川了俊の「道ゆきふり」にも,応安4年2月頃九州に下向する途中の記事に「かるべ川せいやまなどうちこえて」と見える(群書18)。
【妹郷(中世)】 室町期に見える郷名。
【妹村(中世)】 戦国期に見える村名。
【妹村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【妹(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7184555 |





