滝
【たき】

旧国名:備前
加茂川上流の丘陵地に位置する。当地には大宝年間紀州熊野から勧請されたという早滝比咩神社があり,地名の由来は,境内にある一の滝・二の滝と呼ばれる一連の滝から名付けられたといわれる(児島郡誌)。古くから開けた地で古墳時代中期以降の古墳群もあり,条里制遺構も見られ,柳ノ坪・五反田などの地名も残る。また平安期~鎌倉期のものと思われる瓦も発見され,中世加茂荘の最奥の集落で湾入した児島湾の海沿いの村として繁栄したようである。早滝比咩神社には中世細川持常の奉行人の飯尾真覚(久連)が寄進した文安2年9月12日の年銘をもつ鏡の箱が残る。真言宗建暦寺正蔵院の薬師如来座像は室町期のものといわれ,昭和33年市重文に指定されている。
【滝村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【滝(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7184797 |





