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田尻村
【たじりむら】


旧国名:備前

(近世)江戸期~明治8年の村名。備前国磐梨郡のうち。田尻大池を源泉とする田尻川がつくった扇状地に位置する。村名は,水田化の尽きた所を示すという。宇喜多氏,小早川氏の支配を経て,慶長8年から岡山藩領。村高は,「領分郷村高辻帳」277石余,「天保郷帳」350石余,「旧高旧領」338石余。なお「備陽記」では,高277石余,反別19町余,家数55・人数336。また村手鑑では,高277石余・又高60石余,田12町余・畑6町余,家数56,人数346うち85人奉公他出とある。明治4年岡山県に所属。同5年の学制施行により,民家を仮用して145番小学を開設。生徒数男5・女2。同7年加賀知田村の146番小学や西谷村の147番小学と合併し,西谷小学となる。同8年田賀村の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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