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中国横断自動車道
【ちゅうごくおうだんじどうしゃどう】


岡山市から北上し,鳥取県米子市を経て境港市に至る山陽と山陰を結ぶ高速自動車道。総延長約150km。昭和61年岡山~米子間に整備計画・施行命令が出されている。岡山県側のコースは山陽自動車道(建設中)の岡山西インターチェンジ(岡山市高松田中)を起点に,上房郡賀陽町・有漢(うかん)町と北上しながら両町にそれぞれインターチェンジを設け,吉備高原地帯を抜けて,北房町で中国縦貫自動車道に合流する。この区間は,基本計画が昭和47年,整備計画が同61年1月に出された。中国縦貫自動車道に合流して約14km東方の落合ジャンクション(落合町中河内)で縦貫道より分岐する。この間は縦貫道・横断道の重用区間となる。落合ジャンクションよりさらに北上して中国山地の横断コースにさしかかる。真庭郡久世町に入り久世インターチェンジ(同町目木)で国道181号と連絡。摺鉢山の西をトンネルでくぐり,湯原町に入り,湯原インターチェンジ(同町釘貫)で国道313号と連絡。湯原湖の西を北上し鳥居峠に至る。この間30.3kmは基本計画が昭和45年,整備計画は同53年に出された。鳥居峠をトンネルでくぐると蒜山高原に入り,川上インターチェンジ(川上村延助)から内海峠の西方を三平山トンネルでくぐって鳥取県に入り,以後はほぼ国道181号に沿って米子市に向かう。この鳥居峠~米子インターチェンジ間36.3kmは昭和45年基本計画,同48年整備計画が出され,工事が進められている。全線4車線であるが暫定2車線で施工されており,完成すれば岡山~米子間は設計速度80kmで1時間半の所要時間となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7184992